奥能登の暮らしの道具を、「見る」から「使う・関わる」へ。スズ・シアター・ミュージアムの運営基盤づくりと次年度に向けた体制づくりを、現場で一緒に進める右腕を募集します。
私たちの仕事について
こちらの求人は、一般社団法人能登復興ネットワークが実施している『右腕プロジェクト』です。
『右腕プロジェクト』とは、能登半島地震からの復興に向けた事業・プロジェクトに取り組むリーダーのもとに、その「右腕」となる人材をマッチングする取り組みです。
今回、右腕を受け入れる団体は、「スズ・シアター・ミュージアム」を運営している一般社団法人サポートスズとなります。
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奥能登・珠洲の日本海側に位置する、大谷地区。
日本海の荒々しい海を眺めることができる高台に、スズ・シアター・ミュージアムは建っています。
この施設は、かつての珠洲市立西部小学校の体育館(2016年閉校)を改修し、奥能登国際芸術祭2020+の開催スタートと同時にオープンしました。
令和6年能登半島地震によって改修が必要になりしばらく閉館していましたが、2026年7月に再オープンし、現在は土日祝を中心に営業をしています。
スズ・シアター・ミュージアム(STM)は、奥能登で使われてきた民具を保存・調査・展示する博物館と、現代美術作家のアート作品を展示する美術館が融合したミュージアムです。運営主体は珠洲市で、一般社団法人サポートスズが珠洲市から運営管理を委託されています。
ここで目指しているのは、ただ展示するだけの場所としての博物館ではなく、そこにある道具が、かつて地域の人たちの暮らしの中でどのように使われていたのかを知り、実際に使ったり、活用したりする、体験へつなげていくことです。これまでも民具を使った田んぼ作業体験など、道具を実際に使いながら、能登の生活文化を体験できる場を作ってきました。
「生活文化にアート的な視点から新たな側面を照らし、外浦の文化を次の世代へ継いでいく。」
そのための拠点として、スズ・シアター・ミュージアムを育てていくことが、今回の取り組みの大きな目的です。
STMでは、今後、一ヶ月に一度のワークショップを継続的に開催できる仕組みをつくり、通常営業についても業務マニュアルを整備しながら、安定して運営できる状態を目指しています。また、民具や珠洲の文化を楽しく学べるコンテンツづくり、学校との連携、出前授業、SNSを通じた発信などにも取り組み、ミュージアムを訪れた人が能登やこの場所と継続的に関われる仕組みをつくっていきたいと考えています。
一方で現在、現場で企画や調整、運営まで動ける人が限られており、特に現場を担っている加藤元基さん一人では業務を回しきれない状況があります。加藤さんは潮騒レストランの店長も兼務しており、業務時間の大部分をレストランに割いているため、STMの運営に十分な時間を充てられていません。
そこで今回、ミュージアムの現場運営を支えながら、「これからこの場所をどうしていくか」を一緒に考え、形にしていく人を募集します。
単に決められた業務をこなすのではなく、加藤さんやこの施設に関わる様々なステークホルダー(行政、芸術祭関係者、アーティスト、地元住民)の人と対話を行い、目指す方向への一歩を踏むことを目指します。
試しながら、少しずつ形にしていく仕事です。
活動期間中の具体的な流れ
▼Step1:
・開館業務をサポートを行いながら、STMの業務を洗い出し
・運営上の課題をピックアップ(現在見えている課題:質の高いワークショップの開催ができていない、等)
・課題に対する打ち手を整理する
・ステークホルダー、⼤⾕の住⺠との関係づくり
▼Step2:
・課題に対してまず試行し、振り返りを通じて仕組みへと昇華させる
・次年度(2027 年度)の事業企画を加藤さんと共に⽴案、珠洲市への予算要望、協議
・活⽤できる助成⾦の洗い出しと申請準備(サポートスズ資金調達担当と相談)
▼Step3:
・冬季休業(1月〜3月)明けの開館準備
・後任となる現場スタッフの⼈員募集
・新規採⽤スタッフへの引き継ぎ
募集要項
| テーマ | 文化・伝統産業、地域活性化・まちづくり、被災地復興 |
| 職種 | 社長の右腕、企画・商品開発・プログラム設計 |
| 契約形態 | 業務委託契約 |
|---|---|
| 契約期間 | ・契約期間の定め:あり(半年間) ・契約の更新:なし ・試用期間:なし 2026年12月(または2027年1月)から半年間を想定していますが、応募者の都合によって調整が可能な場合もあります。 |
| 期待する成果 | ■継続的に「スズ・シアター・ミュージアム」を運営していくための資金が確保できており、2027年度の事業がスタートできている状態。 ■ミュージアムの通常業務やワークショップ開催が継続的に実施できるための仕組みづくりができている状態。 |
| 勤務形態 | 一部リモート勤務OK ※目安の稼働頻度:月80~120時間程度 ※活動形態や頻度については、担当者とご相談ください。 |
| 給与/報酬 | 月額 150,000円(税込) |
| 対象とする人物像 | ・複数の関係者との調整や段取りが得意な方 ・地域プロジェクトを裏側から支えることにやりがいを感じる方 ・アート、文化、地域の暮らしに関心のある方 ・これまで地域活動や行政事業などに関わった経験のある方 |
| 応募資格 | ・【必須】活動期間中、月に1週間程度現地に滞在できる方 ・PCスキルのある方 ・自動車運転免許を所持している方 |
| 新卒エントリー | NG |
| 未経験者エントリー | OK |
| 勤務地の住所 | 石川県珠洲市大谷町2−47 |
| 勤務地の詳細 | ・珠洲の市街地から車で30分程度。 ・現地滞在とリモートでの活動を掛け合わせることも可能です。(交通費補助あり) |
| 福利厚生 | 現地での住まいについては、近郊の滞在拠点「のとすずハウス」(珠洲市飯田町内)を利用可能です。 |
| 休日・休暇 | 指定なし |
| 選考プロセス | 書類審査 ↓ 能登復興ネットワーク(NRN)事務局と面談 ↓ 受入団体と面接 |
代表者メッセージ

加藤 元基/スズ・シアター・ミュージアム管理責任者
スズ・シアター・ミュージアムは、今後の奥能登国際芸術祭の中心的な役割を担う可能性を持った施設だと考えています。
一方で、現状では、まだまだ多くのお客様にその魅力を届けられていないと感じています。作品の魅力を伝えるだけでなく、珠洲の地域性や文化、芸術祭の価値を発信する場として、STMには大きな可能性があります。
これから、私とともに施設の運営を支え、さまざまなアイデアを形にしてくれる方と出会いたいと考えています。
美術館としても、博物館としても、より魅力的なSTMを一緒につくっていきましょう。
[ プロフィール ]
加藤元基と申します。2023年3月に珠洲市へ住民票を移し、珠洲市民となりました。その後、一般社団法人サポートスズに入社し、潮騒レストランの店長として、第3回奥能登国際芸術祭の開幕とともに店舗のオープンを迎えました。
多くの方々の協力を得ながら芸術祭を乗り越え、これからという時に震災を経験しました。震災後の復旧を経て、2025年5月には潮騒レストランの再々開を実現することができました。
2026年からは、潮騒レストランの運営に加え、スズ・シアター・ミュージアム(STM)の管理・運営にも携わっています。
受入団体概要
| 名称 | 一般社団法人サポートスズ |
| 所在 | 石川県珠洲市上戸町北方2字19-3 珠洲産業センター2F |
| 代表理事 | 南方 治 |
| 設立 | 平成31年1月19日 |
右腕派遣のコーディネートを担う能登復興ネットワークについて

| 名称 | 一般社団法人能登復興ネットワーク |
| 活動内容 | 能登復興ネットワークは、2024年1月1日の能登半島地震の発災を受けて、「能登が能登らしく復興するために」結成された、民間のネットワーク組織です。 災害支援と持続可能な復旧・復興、そしてまちづくりのコーディネートを担い、関係組織の連携強化および人材育成を図ることを目的とし、「つたえる・つなげる・ささえる」を軸とした活動を行っています。 |
| 所在 | 石川県七尾市生駒町3ー3 |
| 代表者 | 木下徳泰 |
| 設立 | 2024年10月 |