コンセプトは海と山に生きる
ゲストハウス黒島は、能登半島の輪島市門前町黒島町に位置します。
黒島町は、町まるごとが、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されており、北前船の歴史を感じる美しい町並みが自慢。
そしてなにより、目の前に広がる日本海の水平線。日常のどの風景を切り取っても美しい景観に包まれています。
建物は日本家屋の趣を活かしながら、誰もが気軽に訪れることができる気楽さを兼ね備えており、お部屋はシンプルかつ清潔。
お部屋のタイプはドミトリー16室と、個室が２室、最大20名の宿泊が可能です。
しかしゲストハウス黒島は、ただ単に「機能としての宿泊」を売るための宿ではありません。
能登半島地震からの復興を支えながら、100年先の「豊かな暮らし」を探求する“繋がり拠点”です。
震災後にはボランティアや復旧関係者の方々への宿泊先として、また長期のインターン大学生の受入れ先となり、
観光の目線だけでない地域をつなぐ場としても重要なポジションを担っています。
「自然と共生した豊かな暮らし」を100年先へと繋ぐための繋がり拠点－それが「ゲストハウス黒島」です。
「こんな未来があったらどんなに楽しいだろう」を空想で終わらせず、カタチにしていきます。
ゲストハウス黒島が実現すること
・海底隆起により船を出せなくなった港に桟橋をつくって船を出す
・海底隆起で出現したビーチを思いっきり楽しむマリンアクティビティ
・「磯焼け」の原因となるウニを駆除＆商品化して豊かな海を取り戻す
・獣害の原因となるイノシシなどをジビエ活用するための仕組み構築
・耕作放棄地、未利用果樹の再活用
海と山に生きるゲストハウスだからこそ、震災の自然環境の変化による地域の課題にも真剣に向き合っています。
「また帰ってきたくなる居場所」を共に
「ゲストハウス黒島が実現すること」は、自然や地域に対して焦点を当てた目標と言えます。
しかし、同時に宿としても目標、目指す姿があります。
・お客様との出会いや地域の方々との交流を大切にしながら、つながりの力を活かして自分たちの手で暮らしをつくり上げる。
・訪れる人にとって「ただ泊まる場所」ではなく、「また帰ってきたくなる居場所」に。
どちらの目標も達成するためには、ゲストハウスの運営を盤石にする必要があります。
そのために、今、最も必要としているのが、一緒にこの場所を盛り立ててくれる仲間です。
震災から、地域の復興と理想のゲストハウスを思い描き奮闘するオーナーの杉野智行さん。
杉野さんと二人三脚で、宿の運営を担うマネージャーを募集しています。
▽こういう方と一緒に働きたい
◎働き方・価値観に関する姿勢
・地域に関わりながら、暮らすように働きたい方
・地域の行事や草刈りなどの村仕事、地域の方からの頼まれごとなど、お金にならないことでも価値を見出し、積極的に参加できる方
・担当業務以外のことであっても、目的達成に向けて前向きに取り組める方
◎仕事への向き合い方
・地道な事務作業にも自ら意義を見出すことができ、長時間続けても苦にならない方
・困難な状況においても他人や環境のせいにせず、「自分に何ができるか」と問い続け、行動できる方
・常に成長志向を持っている方
◎人間性・協調性
・仲間を大切にし、陰口は決して言わず、違和感は面と向かって伝えることができる方
・時間を守る、約束を守る、誠実であるなど社会人として基本的な行動規範が身についている方
・人を喜ばせるのが好きな方
◎柔軟性・学習意欲
・過去に接客や場づくりの経験があったとしても、過去の経験に囚われることなく、常に自分が変化し「最高のサービス」を問い続けられる方
・デジタルツール（beds24, Airレジ, freee, LINE WORKSなど）の使用に抵抗がない方
募集要項
| 会社名 | 株式会社湊 |
|---|---|
| 公式ウェブサイト | https://www.guesthouse-kuroshima.com/ |
| 募集職種 | ゲストハウスマネージャー |
| 雇用形態 | ①業務委託 または ②契約社員（①、②どちらも正社員登用あり） |
| 仕事内容 | １．宿泊予約 ・予約管理（予約サイトやサイトコントローラーの運用全般） ・公式LINE・予約サイト・メール・電話・DMなどでの問い合わせ対応 ・オーバーブッキングや誤予約の防止管理 ２．宿泊者対応 ・チェックイン時の案内、現地決済の対応 ・まち歩きツアーガイド ・酒類、干物、Tシャツなどの販売 ３．会計／事務業務 ・売上管理、会計ソフトへのレシート類読み込み ・領収書や請求書、宿泊証明書などの発行 ・在庫管理、発注、仕入れ（シーツや備品、ドリンクやスナック類など） ・各種マニュアル・チェックリスト作成 ・宿泊統計情報調査や官公庁からのアンケートなど書類仕事全般 ４．情報発信 ・各種SNSの運用 ５．その他ゲストハウス運営に付随する業務全般 ・アルバイトスタッフ等のシフト調整・勤怠管理・教育などマネジメント全般 ・忘れ物管理、ゴミ出し、車両運行管理 ・施設修繕のための簡単なDIY作業、資材運搬 など |
| 勤務地の住所 | 輪島市門前町黒島町ロの６７番地（ゲストハウス黒島） |
| 勤務形態 | 出社（住み込みも可） |
| 勤務時間 | ①業務委託の場合 月160時間程度の稼働を想定 ②契約社員の場合 週休2日、月160時間勤務、シフト制 |
| 給与 | 月額180,000〜（経験・スキルに応じて決定） |
| 待遇 | ・ゲストハウス住込み可：滞在費3万円／月 ※スタッフ用個室またはドミトリールームでの住み込みとなります。リビング、キッチン、トイレ、シャワーなどは、お客さまと共用です。 ・社用車貸与（自己負担1万円／月＋燃料費実費あり） ・マリンアクティビティ道具（SUP、釣り道具、サーフボード等）を割引価格にてレンタル可能 ・社会保険加入あり（雇用契約の場合のみ） |
| 選考プロセス | ①書類選考 ②オンライン面接 2-3回 ③現地就労体験（２泊３日） ＊交通費補助あり ④内定 |
一緒に働くスタッフからのメッセージ
ゲストハウスオーナー 杉野智行
お客さまと談笑したり、一緒にアクティビティを楽しんだり…
「いつかゲストハウスをやってみたい」と思う方もいらっしゃるかと思います。かつてのボク（オーナー：杉野）も憧れを持つ一人でした。しかし実際にゲストハウスを開業・運営してみたとき、一人のゲストとしてゲストハウスを楽しんでいた頃の自分は海水面に出た氷山の、ほんの一角を見ていたに過ぎないことに気付かされました。
実際のところ、ゲストハウス運営の９割は孤独を感じるくらい「地味な裏方仕事」です。
毎日延々と続く単純作業と思えば気が滅入るかもしれません。
でも不思議と、お客さまの笑顔を想像しながら一つ一つの小さな仕事を積み重ねていくことで、“単純作業”は自分自身が満たされる尊い時間に変化します。
それでも理不尽な出来事に遭遇することもあれば、苦手な仕事に取り組まなければならないこともあります。
そんな時は「そもそも自分たちは何を成し遂げたくてこの仕事をしているのか」と問います。
株式会社湊のミッションは「自分たちの手で豊かな暮らしを創造する」です。
今の自分たちだけでは成し遂げられないことであっても、ゲストハウス黒島で生まれたつながりの力によって、いつか必ず理想の暮らしを実現する。
こんな想いを胸に、共に歩んでくださる方をお待ちしております。
「海と山に生きる」ゲストハウスを、一緒につくりませんか？？
－プロフィールー
「漁師で猟師」を目指すオーナー
2021年に能登半島の黒島町に移住し、能登半島地震の後、2024年３月に14年間勤めた石川県庁を退職。
同年５月に株式会社湊（みなと）を設立。能登半島地震による建物全壊を乗り越え、2024年8月1日に「ゲストハウス黒島」をオープン。
社名の「湊」には「自然と共生し、自分たちの手で豊かな暮らしを創造する」という想いが込められている。
＜能登で働くコーディネーターから一言＞
Tシャツ・短パン・サンダルの三種の神器を身にまとう一見コワモテ風？の杉野さん。
まさに「海の漢」という出で立ちですが、前職が公務員だということに驚かされます！
お話ししてみると、ユーモアとサービス精神に溢れる楽しい人で素敵な笑顔を見せてくれます。
黒島という地域のこと、復興やゲストハウスについて真剣に語る姿に「熱量」のある人という印象を抱きます。
そして「熱い思い」があるというだけでなく、それを形にするための必要な行動を惜しまず、学びに貪欲な人でもあります。
その姿勢は公務員ではなく、経営者なのだと改めて感じます。
黒島という地域の魅力×「杉野智行 」というプレイヤーの魅力を感じていただける求人だと思います。