復興の先に描く「持続可能な能登」に向けて、復興最前線に立つ地域のリーダーたちへ支援をつなぎ支え続ける、コーディネーターを募集!(新卒歓迎) | 能登で働く

復興の先に描く「持続可能な能登」に向けて、復興最前線に立つ地域のリーダーたちへ支援をつなぎ支え続ける、コーディネーターを募集!(新卒歓迎)

会社名:株式会社御祓川

創業25年のまちづくり会社
「小さな世界都市・能登」を目指す御祓川

七尾市を拠点とする民間まちづくり会社として、1999年に設立した御祓川。
設立当初は、御祓川沿いの賑わい創出に取り組んでいましたが、2007年3月に起きた能登半島地震の経験から、地域の担い手を増やすこと/彼らを支える仕組みづくりの必要性に着目し、地域における「中間支援(コーディネート)」という役割に特化して事業を展開しています。

目指すのは、能登の美しく強かな「里山里海」から展開される、自然資源の循環・地域経済の循環・地域人財の循環を通じた「小さな世界都市」が実現すること。小さくても世界に通用するヒト・モノ・コトを育て、1人ひとりが自分の世界観を実現できる地域であること、それがきっと「持続可能な能登」につながると信じています。

THE MISOGIGAWA WAY を見る→

社名にもなっている七尾市内を流れる「御祓川」

日本の25年先の未来と呼ばれた課題先進地で、
御祓川が担ってきた「役割」。

日本の多くの地方・田舎と同じく、能登もまた「過疎・少子高齢化・人口減少」という深刻な問題を長らく抱え、25年先の日本の未来と呼ばれてきました。若者がいない。地域の担い手がいない。そして、地域にいる貴重な若者を育てることも、あまり得意ではありません。

ですが、能登という地域は、現代社会の行き過ぎた資本主義と経済合理性を超えたところにある未来への可能性が息づいているということを、折に触れて我々に訴えかけてきます。私たちは、それらのメッセージを受け取り、能登の持続性を高めるための試みが、境遇を同じくする多くの地域や人々はもちろん、この先の世界の未来を拓くことにつながると考えています。

能登の「担い手づくり」はとりわけ大きな地域課題ですが、地域内の人的資源だけで地域を維持していくことは、もはや多くの地域にとって不可能です。地域外のリソースを募り、最大限に活用しながら地域内の課題を解決し続けるために、御祓川は「中間支援(コーディネート)」という機能を担ってきました。

里山と里海が暮らしの近くにある半島ならではの風景。

能登の企業や地域のリーダーたちと共に、能登らしい復興プロセスに伴走する「コーディネーター」の仕事。

今回の震災では、特に奥能登を中心に大きな被害を受けました。まだまだ、インフラが整うまでにも、日常生活を取り戻すのにももう少し時間がかかりそうな状況です。一方で、経済をはじめ、日常の中にあった活動を止めたままにする訳にもいきません。地域に根付いた活動/経済/産業を動かしていくことは、能登の「里山里海」を絶えず守っていくこと。その営みが、復興のド真ん中となっていくことに他ならないからです。

守っていきたいのはこんな能登の風景。

しかし深刻な人手不足を抱えていた能登では今、地域のリーダー達が、復興も日常も「全て」を担っている状況です。この状況は、長く続きません。2007年の能登半島地震では、この復興プロセスの中で多くのリーダー達が倒れていきました。そして17年後の今年、さらに人手が減少した能登での発災。地域のリーダー達が置かれている状況は、より深刻かつ日々厳しさを増しています。

今我々に求められている役割は、地域外から差し伸べられる様々な支援の手、とりわけ「ヒト」の資源を募り、地域のリーダー達につないでいく(コーディネートする)ことです。コーディネートの現場では、支援者と地域側のそれぞれが持つ想いや文化を理解し、双方に対して「翻訳すること」・「つなぎ調整すること」・「伴走すること」を行います。支援者(移住者・外部支援機関・学生・企業人など)と地域がつながり、プロジェクトの共創を通じて復興を牽引していく存在となっていくこと。その一連のプロセスをサポート&伴走し、最後まで見届けていく仕事です。

この夏、能登の復興支援拠点にマッチングしたインターン生(左)とコーディネーター(右)

復興の”その先”を共に描いて、地域と共に成長する、若きコーディネーターを募集します!(新卒歓迎!)

深刻な過疎も大地震による被災も、今の能登には問題が大きすぎて、途方に暮れそうになることがあります。それでも私たちが地域やコーディネートにこだわるのは、やはり能登という地域に、未来への可能性を感じているからに他なりません。ここは、間違いなく「課題最先進地」。
まだ誰も解いたことのない、先進国における「過疎・少子高齢化社会」という大きな問題を前に、もしここに解を見つけることができたなら、それは世界に示せるモデルになる。

「ここから世界の課題につながっていく。」その可能性に日々ワクワクしながら、目の前の「能登の課題」に一緒に取り組んでくれる、若きコーディネーターを募集します!

能登の復興支援拠点にマッチングしたインターン生たちと、コーディネーターたち
会社名株式会社御祓川
公式WEBサイト株式会社御祓川 公式サイト
主な事業内容1.能登スタイルストア/能登スタイル
’07年の能登半島地震をきっかけに、能登の事業者支援の取り組みとして立ち上げたECショップ「能登スタイルストア」と、能登の情報発信サイト「能登スタイル」。商品開発や販路開拓のサポートも手掛けています。
2.能登の人事部
能登の中小企業や地域、復興における地域のリーダー達が抱える、担い手不足や採用・人材育成、組織開発など、能登の「人」に関する課題解決をワンストップでサポートする「能登の人事部」。「人が育つ企業・地域づくり」を通じて、能登の採用ブランドを高めます。
3.御祓川大学

大学のない能登で、市民が豊かに学ぶための市民大学「御祓川大学」を運営しています。「まち」を通じて、自ら考えること、知識や技術を得ること、実際に使ってみること、この3つのバランスを重視し、学びの機会を提供しています。
募集職種能登の人事部コーディネーター
雇用形態正社員
仕事内容「能登の人事部」事業におけるコーディネート業務全般
・支援を必要とする企業や地域、復興リーダー達の発掘
・能登の企業や集落、復興リーダーと取り組むプロジェクトの設計
・復興を支える外部人材(学生や移住者など)の募集~受入
・共創プロジェクトへの伴走コーディネート
・地域内外から訪れる視察研修やフィールドワークコーディネート
・有料職業紹介にかかる事務作業
・各地域との連携や情報収集、情報発信 など
対象人材像・能登の復興だけでなく、その先にある地域づくりに携わりたい方
・カオスな環境の中で、自立的に動くことができる方
・様々なタイプの方とのコミュニケーションを楽しめる方
・経験から学ぶこと、成長意欲の高い方
・弊社の経営理念に共感してくださる方
応募資格・車の運転が可能な方(自家用車を所有している方)
※運転免許がない場合:地域内の自動車学校を紹介できますので、 
 運転免許取得後の採用も検討可能です。
歓迎条件・行政や企業とのコミュニケーション、折衝経験
・採用支援、キャリアコーディネーターの経験
・地域内中小企業への経営支援の経験
・中間支援組織での勤務、従事経験
・震災等災害復興の支援業務への従事経験
・経験がなくともヤル気あり!フットワーク軽く行動できる!
・能登出身者は、優先的に採用します!
そのほかの条件・新卒、第二新卒:OK
・未経験者:OK
給与・その他手当等月給 180,000円〜260,000円
※固定残業代は含まず。残業代は別途支給。
福利厚生・待遇・社会保険完備:雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金
・交通費:通勤範囲により支給あり
勤務地石川県七尾市生駒町3番地3
※一部リモート勤務OKですが、現地に住まう(移住予定を含む)&現地勤務が原則となります。
勤務時間9:00~18:00
※フレックスタイム制度あり(コアタイム 10:00~15:00)
休日等原則:土・日・祝日
※イベントなど場合によっては土日などの勤務の可能性あり
受動喫煙防止対策屋内禁煙

一人ひとりの働きかけで、能登の未来をつくる

2024年1月1日の大地震によって、能登半島全体が今、様々な局面を迎えています。
地震以前から少子高齢化や過疎により“25年先の日本の姿”と言われてきた「能登」は今、世界における課題先進地となりました。失ったものは多く、そのどれもがかけがえのなかったものたちばかりですが、「今できること」と「新しく生まれるものや出会い」に希望を傾けながら、新しい能登半島に向けて、復興を進めていきたいと思っています。

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