旅館内のコミュニケーションをデザインする、人事担当部長を募集
海を望む老舗旅館の「人」の仕組みを改革する
2015年3月に開業した北陸新幹線。
この好影響は、終着駅である金沢だけでなく遠く能登半島にまで広がりました。
海の温泉として1200年前から人々を癒やしてきた和倉温泉でも、
前年度を大きく上回る宿泊者数を記録するほどでした。
ホテル海望も、その恩恵を充分に受けたと言えます。
しかし一方で、旅館のあり方に対する危機感も抱く機会ともなりました。
大量の宿泊客を安く受け入れる習慣、
一度きりのイベントに依存してしまう集客体質、従業員の雇用環境、、、
北陸新幹線開業という大きな出来事であったからこそ、そういった問題点が可視化されてきたのです。
従業員平均年齢60歳を超える組織
根源にある課題は「人材活用/育成」に対する価値観が古く、体制が整っていないこと。
そこに切り込むことで、お客様と同じように、従業員も大切にした雇用環境を作っていきたいと考えています。
働く人の環境が変わり、仕事の質が上がることによって、
旅館が提供できるサービスが向上させる狙いがあります。
担当部門の業務をこなすだけでなく旅館全体を見ることができるスタッフを育て、
上辺だけではない、本質的な「おもてなし」を実現したいと願っています。
その皮切りとなるのが、この新しい幹部人材の募集となります。
400名もの収容が可能な本旅館であっても、家業型の経営が行われています。
変化を起こしづらい体制の中で、外部人材登用は、非常に大きなきっかけになると考えています。

こんな方を募集します!
現在の海望では、大企業的な経営の仕組みも、人材育成の土壌も整っていません。
地方の家業(中小企業)特有のしがらみは残っています。
一方で130年近く続いてきたという強みも持ち合わせています。
そういった環境に言い訳をせず、挑戦することを楽しめるような人に来ていただきたいです。
また、例えば従業員平均年齢60歳という課題は解決すべき点ではありますが、
年配者にはこれまで培ってきた強みも必ずあります。
環境と人の特徴を見極め、すべてのスタッフが生き生きと輝ける環境をつくり、
サービスの質向上に生かせる人事担当者が海望には必要だと考えています。
募集情報
会社名 | 株式会社ホテル海望 |
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募集職種 | コミュニケーションマネージャー |
雇用形態 | 正社員 |
仕事内容 | ①業務の見える化 ▶暗黙知になりがちな、旅館業務を可視化する作業です。従業員のノウハウの共有のほか、人材の入れ替えを進めるときに引き継ぎがスムーズに行われ、仕事の質を担保することが狙いです。 ②働き方/労働意識改革 ▶例えば年配の社員に対しては"旅館業は残業が当たり前"というような感覚をなくすこと。また、例えば経営陣に対しては、"業務管理システムの導入"などの必要性を訴える機会を作ります。こうして、従業員/経営陣双方の仕事に対する考え方を変えていきます。 ③新しい人事システムの構築 ▶②を踏まえ、既存人材の配置転換/能力引き出し/新規事業割当など、人材"活用"面に加え、新しい人材の"採用"も含まれます。新人に対しては、担当部門の業務をこなすだけでなく、旅館全体を見るという経営的観点を持った人材育成を進めていきます。 |
給与・その他手当等 | 月給 20万〜 【賞与】あり 【手当】超過勤務手当 【その他】通勤交通費 |
福利厚生・待遇 | 社会保険完備 |
勤務地 | 926-0175 石川県七尾市和倉町和歌崎部12-3 |
勤務時間 | シフト制 |
応募資格、必須スキル | ・ファシリテーター能力に長けた方(※研修あり) ・人事経験者(キャリアコンサル経験でも可) or 人を扱う仕事に関わったことがある方 ・接客業経験 |
担当者の一言 | (営業部長 宮田 清孝) これまで変わらないままやり過ごしてきた企業の"人材面"をドラスティックに変えるプロジェクトです。外部登用された人材が挑戦できる土俵を整える必要があります。そこは、現在、営業部長でありながら総務関係も務めている宮田が担当いたします。経営陣とも、従業員ともコミュニケーションが取りやすい環境をつくります。 私は、個々のやりがい、高い意欲があってこそ、旅館として高い質の宿泊商品を作ることができる。 そしてそれこそがお客様満足度UPにつながると考えています。 今回のプロジェクトを前に社長は、このように申しています。 「僕らは"家業"としては大きくなりすぎていた。社長が居て、後は横並びではもういけないのかもしれない。どうやったら会社の"組織"として成り立っていけるのか、一歩一歩進んでいきたいと思っています。」 地方の家業特有のしがらみは残っていますが、今の経営陣も組織を変えていくことに前向きです。組織を変革して、家業が企業へと成長していくプロセスに一緒に取り組みませんか? |