能登の伝統調味料”いしり”と街の賑わいを守る、「まいもん処いしり亭」の店長を募集!

おばちゃんスタッフ達の世代交代を見据えた、新しいお店づくりを進めていきます。 若き経営者と二人三脚で食事処&ギャラリーの現場を切り盛りしてくれる方、お待ちしています!

「まいもん処いしり亭」は、能登・七尾の中心部を流れる御祓川沿いにある、いしり(魚醤)料理専門店です。 毎朝釜炊きする自慢の白いご飯以外、すべてのお料理に自社製造のメギスいしりを使用しています。

“いしり”という能登の伝統調味料

石川県能登半島に、古く江戸時代から伝わると言われる調味料「いしり」をご存知ですか? 秋田県のしょっつるや、ベトナムのナンプラーと同じく伝統的な魚醤油です。 能登半島で“いしり”と一口に言っても、各地域ごとに特徴があり、それぞれ漁獲量の多い魚介類を原材料にしています。 真イカやサバ、イワシなど、少しずつ風味が変わります。海に囲まれた能登半島ならではの調味料と言えますね。 いしり亭で使う“いしり”は同社が販売する「メギスいしり」。メギス(関東ではニギス)という小さな白身魚を原料としており、 クセが少なく初心者向けのいしりとしてあらゆるお料理に使えるのが特徴です。

ギャラリーを併設した趣あるお店

まいもん処いしり亭は、もともとの経緯として、 七尾市のまちづくり会社が旧銀行の建物をリノベーションして開業した飲食店でした。 その当時から、街の中心部を流れるシンボル「御祓川」の川沿いに賑わいを作り出すというミッションを受け継いでます。 能登の伝統調味料いしりを使った料理を提供するお店でありながらも、 店内には地元の工芸作家の作品を販売するギャラリー「葦」が併設されており、地元を広く発信できる場としての機能を備えています。 もともとは大正時代の銀行の建物なので、その当時の趣も味わうことのできる店内は、地元のおばちゃんたちがランチに訪れる場所となっています。

 


店を切り盛りするのは70歳オーバーのおばちゃん達

まいもん処いしり亭には、現在4名のスタッフがいます。みな、70歳以上の元気なおばちゃんたちです。彼女たちが得意な料理、そして味付けはいしり亭に多くのリピーターを生む根源となっています。
そこには個性の強いいしりと長く親しみ、それを使いこなせる知識が豊富な彼女たちだからこそ提供できる価値だと思います。また、彼女たちの人柄や柔らかな接客も、ついつい足が向いてしまう理由でもあるでしょう。

世代交代を見据えた「店長募集」

しかし、彼女たちだからこそ出せる価値がある一方で、経営面では弱さもあります。彼女たちが主体的に売り上げUPのための施策を打ったり、改善を図るといったことはさすがに難しく、加えて、現場で経営管理が出来るスタッフがいないこともあり赤字を出してしまっているという現状があります。
なにより、高齢な彼女たちスタッフがこの先もずっとお店に立つことには難しさがあります。

そこで、まいもん処いしり亭では、徐々にスタッフの世代交代をしながら、新しいしり亭/ギャラリー葦へと変革していく必要があると考えています。
彼女たちが元気に働けるのもあと5年ほど。その近い将来を見据えて、どんなお店づくりを目指して行くのか、一緒に考えて取り組んでくれる店長候補をお待ちしています。

募集情報

会社名 まいもん処いしり亭
公式WEBサイト

https://ishiri.com/restaurant.html

募集職種 店長候補
雇用形態 正社員
仕事内容 いしり亭のプレーイングマネジャーとして、現場を切り盛りしていただきます。
具体的な業務内容としては、以下通り。
①飲食店のホールマネジメント
 ホールでお客様にお食事を提供する接客サービス
②物販の営業マネジメント
 併設しているギャラリー葦の企画営業や販促業務
③請求書、納品書の管理
 基本的な書類等の管理業務
※PC等のスキルに自信のない人でも、学ぶ意思があればレクチャーしますのでご安心ください。
※料理経験は不問ですが、レクチャーの上、簡単な調理補助をしてもらう場合があります。
給与・その他手当等 ・月給160,000円~
福利厚生・待遇 社会保険等完備
勤務地 石川県七尾市古府町南谷13
勤務時間 要相談
担当者の一言 当店は、七尾のまちづくり事業の過程で生まれ、街の賑わいづくりを担い続けてきました。ここ数年の赤字体質と従業員の高齢化(元気なアラセブ4人で運営しています!)が課題ですが、数年前から「いしり」の製造販売にも乗り出し、今年はさらにゴミの出ない「循環型うまみ調味料」としてリブランディング中です。そのような中で、次なる時代にも七尾の街の賑わいづくりに貢献できるよう、従業員の世代交代を行うことに。新世代の店長候補となる仲間との出会いを楽しみにしています!